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翠渓会中日本圏本部・北陸支部支部釣行【第四陣】1

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『越中西部の渓流』

「小矢部川水系他」



小矢部川は庄川水系ではなく、高岡市先伏木で富山湾に流れ込む独立河川だ。合併して小矢部市になったが、石動が町の中心地だ。福光の町(南砺市)を過ぎ、医王山を巡りだすと漸く谷も迫り刀利ダムで一気に峡谷風の谷間になる。小矢部川は白山連峰北部の笈ケ岳(おいづるがたけ)1841Mの連山の一峰、大門山1572Mから湧出する嶮長な渓流だ。小矢部川の様に支流の枝樹状渓流形態を持たない渓流が越中には多い。早くから土砂の流失が激しく富山湾へ流れたのだろう。横に入る支流が少ないのに目が行く。最大支流は山田川だが、打尾川が流程は短いが深い谷間を見せるくらい。他に越中には、井田川水系や利賀川、大長谷川、万波川、など所謂一本川も多い。そういう形態だから中流部にゴルジュ帯を持つ渓がある。黒部川もある意味流程の割に縦長の渓流だ。伊豆半島や秩父などとも明らかに違う形態だ。小矢部川は源流にも道がありブナオ峠までは車両が通る道がありその先は大型車は無理だろう。小矢部峡へは徒歩になる。小矢部川は上流より中流部に魅力があるが一日コース。増水すると閉じ込められる廊下帯もあるので何度か通い、下降路と退渓路の道も確認してから入渓する方が安全だ。



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