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翠渓会北陸支部・支部釣行【第四陣】1

翠渓会北陸支部・支部釣行【第四陣】1 1

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『加賀連峰・勇者の棲む溪へ』

石川県加賀市の加賀温泉郷は、山代温泉、山中温泉、片山津温泉などに代表される一大温泉地で、一般には、加賀温泉郷と呼ばれる。中でも明智光秀も入浴したという山代温泉は、開湯1300年の歴史があり、古くは京都や各地からの湯治客で賑わった。こちらも江戸期は加賀百万石の支藩、大聖寺藩(三代前田利常公以降の治世)のお膝元で、加賀藩前田家、「西の奥座敷」といった所だ。さて大聖寺川は、一昨年大雨で撤退した渓だ。山中温泉鶴仙渓の歩道にまで渓水が押し寄せ、濁流となっていた。昨年は九谷に入れた、36センチの背中が虫食い模様のイワナを釣った。今年は本命の渓に入るが、まずは道の駅山中(温泉施設ゆーゆー館がある)で朝飯。行動計画を立てる。入り悪い渓なので、先行者はいないなず、しかし本支流とも、溪口には昨日以来、やはり釣り人が入ったような形跡はあった。やや心配だが?予定より一時間遅れて渓に入った。水量は手取川水系に比べれば、少ない。雪は五月も過ぎればないだろう。源頭の大日山でも標高は1368メートル、白山2702メートルに比べれば、二ヵ月くらい早く雪もなくなるのではないか?しばらく溪に入るが先行者の形跡なし。やった!でるか40センチ大イワナ!なぜ知ってるかというと一昨年、台風で停滞した時、温泉で偶然地元の釣り師と話す事ができ、大イワナをバラした場所を聞いたのだ。二回くらい同じイワナを掛けているが切られていると。どの位ですかね?「この位」と広げた手は50センチだ!所が普段は信用しないが、魚の付いている岩が同じで、必ず同じ出方をしたとか、餌の種類で反応がないなど、写真こそ無いが、真実と確信したからだ。あれから二年、出るか?化け物大イワナ。



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